第二新卒が初めての転職活動を成功させるための4つのポイント。面接での質問回答例付き

選考

入社してすぐなのにもう辞めたい
でも辞めたら次みつかるかな

第二新卒って面接のとき何聞かれるの?

第二新卒で転職活動を成功させる極意を紹介します!

学生から社会人へ移るための就職活動。
実際に働いたことないのに自分にぴったりの会社が最初から見つかるわけありません。
いつの時代も「新卒はすぐに辞める」と言われ続けていますが
辞めた人はどう転職活動を乗り切って次の会社を見つけているのでしょうか?

ポイントはズバリ!
・企業研究
・退職理由

にあります!

第二新卒とは?

そもそも第二新卒とは、一般的に学校を卒業後1~3年で転職を考えている人のことです。
最終学歴によっても異なりますが、「第二新卒歓迎!」の求人がターゲットにしているのは
25歳前後とされています。

高卒の人は?

一般的に求人にある「第二新卒歓迎!」は大卒者を指しています。
高校卒業後にすぐ正社員で勤めた人は25歳だと既に立派な経験を持っていますが、
「第二新卒歓迎!」の求人のターゲットになっていることもあります。

企業から見た第二新卒の評価は、
スキルはないが、研修を受けて一定のビジネスマナーを身に着けている。
社会人経験をしたことにより、新卒よりも自分のキャリアについて知っている

でしょう。

厚生労働省が発表する新卒の早期離職は年々増加傾向にあり、
約30%が3年以内に辞めていると言われています。

とはいう私も新卒3年目で退職して転職を経験した第二新卒組!
実際の対策を見ていきましょう!

参考:第二新卒はやばい?採用される第二新卒になるための5つの方法

第二新卒には需要がある!

大学を卒業して社会人になるのは一年間で約45万人。
高校卒や短大卒を合わせると約80万人です!
(参考:新規学卒者の離職状況 厚生労働省

そのなかの約30%ということは、24万人もの人が3年以内に辞めていく。
第二新卒ってかなり採用マーケットが広いんです。

若手が不足しているなかで、この大量の第二新卒人材を逃す手はありません!

採用ニーズは年々増加

引用:中途採用状況調査 マイナビ

一方で企業の採用ニーズは高いです。
マイナビの調査によると半数以上の企業が第二新卒の採用に積極的に動いています。
また今後もより一層若手人材の確保は急務となるでしょう。
新卒の離職率に改善の傾向がない状況において、第二新卒の市場を逃すわけにはいきません。

転職するなら今がチャンス?

第二新卒にはチャンスがたくさんあります。
そのブランドがあるうちに転職することは大いに有利です。

っとは言っても、第二新卒のうちにすぐに転職した方がいい!
ってわけではもちろんありません!

新卒でしか入れない会社もあります。
転職活動は孤独でシンドイです。
同期で一斉に入社するわけではないので入社後は一人で研修です。

第二新卒として入社した企業で、またすぐに退職してしまう
そんなことにならないように!
現職に留まるのがいいのか転職が良いのか考えましょう!

参考:「新卒なのにもうやめたい!」がスカッと解決!いま取るべき行動がわかる情報まとめ

企業は第二新卒に何を求めているのか?

さて、ここからはいよいよ転職活動の対策です。
まず、転職活動において大切なことは企業のニーズを知ることです。
面接で受かる人は「優秀な人」ではなく、「企業のニーズにあう人」

どんな人が求められていて、懸念点は何か
そこを踏まえて、受かる人材要件を整理しましょう。

第二新卒を採用する企業側のメリットは
・柔軟性があり企業風土になじみやすい
・研修の手間が省ける
・変なくせがついていない

逆に企業が懸念するポイントは
・すぐに辞めてしまうのではないか
・即戦力としては期待できない

第二新卒で受かる人はこんな人!

上記の企業側のメリットを踏まえて、第二新卒で受かる人はこんな人!

柔軟性があり、新卒のようにあつかいやすい。
しかも一から研修する必要がないから使い勝手がいい。
そのうえ熱意もあり、早期離職の懸念も少ない。
今はスキルは無いけど長期的に見て活躍してくれそう。

結局のところ企業が欲しい人材とは
・会社に利益をもたらしてくれる人
・すぐに辞めない人
です。
懸念点を払しょくし、長く活躍して貢献していける人材が受かります!

第二新卒が転職を成功させる4つのポイント

転職を成功させるために、必要なことは単純です。
「企業が求める人材を知り、その人材であることをアピールすること」
もちろん求める人材に完璧に一致している人なんていません。
そのため自分の強みと足りていないところをしっかり把握していることも重要。

あとは熱意とやる気です!
第二新卒はスキルや経験が無くても
やる気があれば転職できる最後のチャンスともいえるしれません。

企業のニーズを研究する

いわゆる企業研究です。

どんな仕事をして、どんなスキルを求められ、どんな考え方があっているのか。
企業が求める人材を知っていなければいけません

学生時代の自己PRは、根拠のない自己PRです。
自分の強みや学生時代に力を入れたこと
なども学生のうちだけ

実際に企業で働いた経験を持っている第二新卒であれば
就職先の企業で経験をしてきたでしょう。

企業が求めている人材によってアピールすべきポイントは異なります。
チームで仕事をする社風で協調性を重んじる企業の時

「私は前職では営業職でしたが、常にチームで動いていました。
役割分担を行い、時には他のチームメンバーのためにも動いて協調性を発揮し
売上に貢献してきました」

「私は前職では営業職でした。
持ち前の行動力を武器に新規顧客開拓営業を行い、
入社後すぐに自分の売り上げを上げることが出来ました」


どっちがいいでしょうか?もちろん前者です。

確かに第二新卒にはスキルも実績もありませんが、
何を大事にしてどう考えて行動したのかはあるはずです。
そこを企業ニーズに合わせてアピールしていきましょう。

参考:【目指せ!一発内定!】転職の企業研究はこれで完璧!一歩差をつけるために知っておきたいこと

転職エージェントを使う

新卒の時にはエージェントがいませんでした。
しかし、転職の場合は転職エージェントという強い見方がいます!

新卒の時はリクナビやマイナビに登録しておけばかなりの数の求人が見れましたよね?
ですが、転職の場合リクナビ、マイナビにない求人もたくさんあります。
募集の時期も異なれば、応募要件も異なる。

そのためプロの転職エージェントのお世話になりましょう!
履歴書、職務経歴書の作成のアドバイスや面接練習もしてくれます。

企業に詳しいため、企業研究の手間も省けるでしょう。

参考:2021年3月更新失敗しない!紹介会社・転職エージェントの選び方

キャリアプラン

キャリアプランは必ず作りましょう!
明確に具体的に作りこめば退職理由も志望動機も完成します!

作り方は10年後から逆算します
10年後になりたい自分・成し遂げたい仕事・与えたい影響とその理由。
そこに到達するために
「1年後には○○を学んで、3年後までには△△のような成果を出して
5年後には□□のようなポジションについて、7年後には☆☆のようなスキルを身に着け
10年後にこうなります!」

ポイントは
・応募先の企業の仕事内容やキャリアプラン、先輩社員の仕事内容などと紐づけること
・より具体的に年数や部下の人数などの数字、資格名などの固有名詞を入れる

ここからつなげれば志望動機で
「10年後○○になるためには御社でなければいけないんです!」とつながります。
退職理由では
「今の会社では10年後○○にはなれません!御社に入社して○○になりたいんです!」と言えるでしょう。

参考:【目指せ!一発内定】転職面接でのキャリアプラン、将来の目標の質問にはどう答える?(例文付き)

志望動機の作りこみ

さて、前述のとおり第二新卒の懸念点は「早期離職の恐れがあること」です。
実際、企業が第二新卒の採用基準として一番重視していることは
・熱意
・入社意欲の高さ

この二つが圧倒的です。

それをアピールするには志望動機を徹底的に作りこむしかありません。
志望動機は、「絶対に御社でなければダメなんです!」と言い切れるところまで作りましょう。

もしあなたがいじわるな面接官だったらどう突っ込みますか?

例えば営業職がやりたい
・何で営業職なの?
・営業職だったらなんでもいいの?
・BtoC?BtoB?
・なんでBtoC(BtoB)なの?
・そんな営業職ってほかにもたくさんあるよね?
・この業界の同業他社の営業職だったらなんでもいいの?
・何でうちじゃなきゃダメなの?
・ウチで何がやりたいの?どうなりたいの?

しつこくしつこく、深堀しましょう。
そのためには、企業研究と自分自身の明確なキャリアプランが無ければいけません。

参考:【目指せ!一発内定!】転職の企業研究はこれで完璧!一歩差をつけるために知っておきたいこと

最大の難関、転職理由はこう答える!

退職理由はネガティブなことを言ってしまいがちですがそれはNGです!
・人間関係が悪い
・給料が低い
・残業がおおい、ノルマがきつい
などは言ってはいけません。
特に環境のせいにする、人のせいにする、上司のせいにするのは絶対OUT!

ポジティブに「○○したいから転職したい」と志望動機とキャリアプランにつなげましょう。
キャリアプラン→志望動機→退職理由で作るとスムーズです。

ですがポジティブな退職理由がわからない場合はこう考えてみましょう。
・現職になくて応募企業にあるものは?
・前職の退職理由は何で嫌だった?

参考:面接で失敗しない退職理由(転職理由)の答え方と例文一覧。目指せ一発内定!

・現職になくて応募企業にあるものは?

これは、まさしく志望動機になると思います。
労働環境とか給料を理由にしてはいけません。

「現職では○○が出来なかった、ですが御社であれば○○が出来るから」
など
基本、退職理由と志望動機とキャリアプランは
全て同じ事を言う、一貫した軸を通すことを意識して作りましょう。

・前職の退職理由は何で嫌だった?

例えば、「上司がきちんと教えてくれない」
これをこのままいうと他責です。
「職場は学校じゃねえんだよ!」って言われてお終いです。
ではちゃんと教えてくれないことの何が嫌だったのでしょうか?

・「もっと成長したい、学びたい」
他責にするような言い方はNGですが、自分の意志として「学びたい」はアリです!
・「お客様に本当に満足いくサービスをしたい」
自分のミスや知識不足でお客様に迷惑をかけたくないという
顧客ファーストな視点があるのかもしれません。

このように嫌だった理由から、その不満を解消するために
「どんな仕事がしたいのか」「どこに価値を置いているのか」など自分のやりたいことが見えてきます。

自分のやりたいことが見えてきたらキャリアプランが作れます。
そしたら志望動機も退職理由も作れるでしょう。

第二新卒ならではのチェックポイント

ポテンシャルと熱意が重要であることは前述のとおりですが、
曲がりなりにも社会人としての経験を積んでいます。

新卒よりもチェックは厳しくなるので要注意です。

ビジネスマナー

服装、敬語、メールの文章など面接時に確認しておきたいマナーは沢山あります。
新卒であれば、ちょっとは許されるかもしれません。

企業側が第二新卒を採用するメリットの一つに
「ビジネスマナーがある程度あり研修の手間がかからない」
があるということを忘れずに。

参考
転職活動時のマナーまとめ!メールから準備、面接会場、面接後の対応まで完全網羅!
転職面接の服装はこれで決まり!失敗しない鉄板の服装マナーまとめ

自己分析

一度、社会にでて働いてみて自分の適性や志向などがある程度わかっているはずです。
そもそも自分の適性や志向などとは何らかの形でずれていたから、退職をしたいのでしょう。

ではどこがどうズレていたのか?
そして新卒の時点では、なんで企業選択を間違えてしまったのか?
そこをしっかり反省して自分を見つめ直しているかが重要です。

・本当は何がしたいのか?
・自分の適性や志向にはどういう特徴があるのか?

しっかり自分のことを理解しているかがチェックポイントになります。

第二新卒ならではの強み、メリット

さて、第二新卒だからこそ持っているメリット、強みがあります。
いうならば自分のアピールポイントでもあります。

自分を採用したら企業にどんなメリットがあるのでしょうか。

職種や業界を変えやすい

一般的に中途採用は即戦力が求められます。
30歳を超えて実績や経験がないと中々いい企業には巡り合えませんし、
経験のない業界に飛び込むのは難しい。

第二新卒は今までのスキルや経験とは関係なしに
別の業界、職種に幅広く挑戦できるチャンスです!

さて、別の業界や職種を経験している人でなおかつ若い人が入ると
社内はリフレッシュされます。
新しい考え方や今までにない手法、経験を取り入れるのに第二新卒は適切です。

今までの経験や仕事への向き合い方で応募先企業でも活かせるポイントを整理しましょう!
スキルや実績はなくても必ず、あなたの別企業で働いてきた経験は生かせます。

参考:転職での自己PR必勝法!履歴書への書き方から面接での伝え方まで全て網羅(例文付き)

新卒時よりも自分を知っている

新卒の学生を採用するのは非常に怖いものです。
なぜなら、新卒の30%は早期離職をしてしまうから。

その理由は
社会人経験がないため、自分の適性や志向を理解していない
・入ってみたら思っていたのと違う
・学生から社会人へ移行するときのギャップにストレスを感じた

など様々な理由があるでしょう。

ですが第二新卒は仕事を経験して自分を知った上での転職です。
自分の価値観を把握して合致した企業であれば早期離職は新卒よりも少ないでしょう。
仕事へのストレス耐性もついているでしょう。

つまり、きちんと自分を理解した上での転職であれば
早期離職の懸念が少ないのです。

そこをアピールすることは重要です。

基本的なビジネスマナーが身についている

社会人一年目で学んだことはいつまでも役に立ちます。
基本的なビジネスマナーは勿論ですが、
右も左もわからないなかで、もがいたことも重要です。

新入社員の時に何を学びましたか?
そこは紛れもないあなたの強み。

私は新卒の時、飲食店に入社しました。
基本的なビジネスマナーや精神論、接遇や言葉遣い
協調性など多くを学び、今でもそれは活かされていると思っています。

癖がついていない

どうしても中途採用をすると前職のルールや自分のこだわりを捨てきれずに
企業に浸透できない社員はいます。

郷に入っては郷に従え
企業に入ったら自分よりも企業のルールに従い、理念に浸透しなければいけません。
その点、第二新卒は変に癖がついていなくて柔軟性が高く指導しやすいです。

そこを踏まえ、自分の意志やこだわりを強くアピールしすぎることはNGです。
入社後柔軟に対応する姿勢を強調しましょう。

第二新卒ならではの弱み、デメリット

では、逆に弱みはなんでしょうか。
企業は面接でそこをついてきます。
逆に言えばこの弱みを懸念点に思わせなければ内定は目の前です!

早期退職が懸念される

やはり気になるのは早期離職
短期間で辞めてしまったのは事実なので
「また辞めてしまうのでは」と思われています。

なぜ企業が早期離職にそこまでこだわるかというと
採用には莫大なコストがかかるからです。
一名採用して研修して、その間も給料を払うとなると
コストは100万円を超えますし、その間他の従業員の手間を煩わせてしまいます。

上記のようにしっかり自分を理解して
キャリアプラン、志望動機を用意して早期離職の懸念を払しょくしましょう。

入社後のギャップについてこれるか

新卒一括採用を行っている大手優良企業では、第二新卒の募集がされないことが多いでしょう。
なぜならみんながそこに向かって必死に就活して、
入社した後もそのブランドにしがみつく。
そして人気ある会社ほど研修も整って条件もいいので辞めないためです。

もし自分が大手企業に入社しているのであれば
多少条件がさがることもあります。

その条件ダウンを考慮してまでも転職したい明確な理由がありますか?
特に大手→ベンチャーだと待遇は全く異なります。
良くも悪くも一社しか経験していなく、その会社が嫌で退職を考えている。
けど次の会社で条件が同じなんて保証はありません。

そこまでして転職したい理由を明確に説明できるかが肝です。

参考:【完全版】ベンチャー企業、スタートアップへの転職~正しく選んでキャリアアップ!

即戦力ではない

一般的に第二新卒にはスキルがありません。
まずは自分のスキル不足を自覚しましょう。

新卒で入社している会社で一定の成果を出している人でも同様です。
スキルには2種類あります。
①その会社の中でしか通用しないスキル
②他の会社に行っても通用するスキル

大手企業であればあるほど最初のうちは①のスキルしか身につかないでしょう。
営業手法が確立され、マニュアルが用意されていて、営業獲得のおぜん立てが整っている中で
いくら売り上げを上げられたからと言って、その実績は他社では通用しません。

そのことを理解したうえで、
今の自分の経験で活かせる武器は無いか?
何が足りていなくて何を学ばなければいけないのか?
という謙虚な気持ちで臨みましょう。

参考:【一発内定】転職面接での長所短所の間違えない答え方~一覧や職種別の例文付き

第二新卒によく聞く面接での重要な5つの質問

回答をするときの注意点は
・結論から話す!
・ダラダラ話さず一文一文を「。」で区切る
です!

前職の退職理由は?

「デジタル技術を駆使して、お客様に最適な未来を提供する営業になりたいと考え退職をしました。
前職でも同じ営業職でしたが、扱う製品の幅が狭くお客様の個別のニーズに対応しきれませんでした。
新しい商品開発予定もなく売り上げ至上主義であったため、退職を決意しました。
もちろん売り上げが重要であるということは認識してはおりますが、
今後は売り切りではなくお客様との継続的な関係を築くことが営業として大切だと考えています。
そのため、お客様の喜んでもらうことで売り上げが上がる。そんな営業をしたいと考えました」

「エンジニアとして顧客課題の根本から解決していくサービスの開発をしたく退職しました。
前職では営業職として法人営業を行っておりました。
お客様の課題解決のため提案をしてきましたが、
どれも根本の解決に至らないというジレンマを常に持っておりました。
さまざまなお客様とお話をしていくうちに、「自分で開発したい」「顧客の声を形にする仕事がしたい」
という思いが芽生え、退職を決意しました」

「○○が嫌だ!」ではなく「○○がしたい!」で考えましょう。
そして前職ではかなわなかった理由も伝え、志望動機にもつなげます。

退職理由に人間関係や労働条件などを持ち出すのはNG
人間関係はどこの職場でもつきものです。
それでやめるような人はうちの会社に入っても辞めてしまうのではと思われます。

労働条件についても、
うちも残業あるしな
他の会社が給料良かったらすぐまた辞めちゃうんだろうな
と思われちゃいます。

新卒ではどんな企業を探していた?

「新卒の就職活動時は、BtoCの営業職を中心に探していました。
中でも無形商材を扱っている保険業界やインターネットサービスを志望していました。
お客様と長い関係性を築いていける営業マンになりたく、現職への入社を決めました。」

「新卒の時の企業探しの軸はなにか?」
これは非常に重要です。新卒の時から3年以内でそこまで大きな心変わりはしていないはず。
全く応募先企業と関係ないと「心変わりが早い人なのかな?」っと思われてしまいます。
新卒の時から変わらぬ軸があることを伝え、
志望動機、キャリアプランにもつなげていけるような回答をしましょう。

どんな企業もお客様にサービス(商品)を提供してお金をもらうということは一緒です。
必ずどこかしらに共通点はあるので後は伝え方次第です!

志望動機は?

「私が貴社を志望した理由は、バックオフィスから事業の成長を支える仕事をしたいと考えたためです。
前職では営業職として個人への不動産賃貸のご案内を行っておりました。
営業活動以外にも数字管理や売り上げの分析、資料作成などの事務業務を行っていた為、経験を活かせると考えております。
営業を行っていくなかで、営業スタッフがもっと効率的に売り上げを立てるための環境づくりに興味を持ちました。
社員の皆さんをバックオフィスからサポートすることで会社全体の売上向上に寄与したいと考えております。
そのなかで貴社を選んだ理由は、事務職ながら裁量権を多く持てる仕事であったためです。
一般事務にとどまらず、事務としてのスペシャリストに成長できる環境があるため貴社を志望しております」

志望動機はなぜその会社でなければいけないのかです。
企業研究をしたうえで同業他社との違いを見出しましょう。
製品サービスの強み
働き方
キャリア
企業理念

など全く同じ会社はこの世に存在しません!

キャリアプラン、将来のビジョンを教えてください

「10年後には御社のサービスを海外にも広げていきたいと考えております。
そのためにはまず、1年で御社の営業を学びしっかり成果をあげ、
3年目には新規の契約を〇件獲得していきます。
5年後、より多くのお客様に価値を知っていただ、
ブランド認知に貢献できるような営業になりたいと考えております。
また並行して英語の勉強とマーケティングの勉強は必須だと考えておりますので、
チャンスがあればいつでも動ける用意を怠らずに勉強を続けます。」

一番大切なのは退職理由と志望動機と一貫して軸が通っているかどうかです。
そして、具体的に定量的に明確に答えるために数字や固有名詞を取り入れましょう。

またあくまでも応募先企業での10年間です。
どこの企業でも通用するようなプランではいけません。

転職活動のスケジュール

転職活動は就職活動と比べて短期間で進みます。
活動開始から約2か月で多くの方が内定獲得まで進むことが可能です。

就職活動と比べて選考フローが少なく、企業側もできるだけ早く人員を確保したいと考えております。
在職中に転職活動を行う場合は、内定決まった後の退職交渉、退職までスムーズに進める必要があるでしょう。

下記はあくまでも一例です。
在職中の場合は面接日程の調整の兼ね合いもアリここまでスムーズには進まないことも多いです。

スタート
転職エージェントとの面談
書類作成

活動1週間目
企業へ書類選考スタート

活動2週間目
応募企業から書類選考結果が来る
早ければ一次面接スタート

活動3週間目
書類選考結果が出そろい、一次面接スタート

活動4週間目
一次面接結果が出そろう。
結果を踏まえて追加で書類選考

活動5週間目
2次面接が入りはじめる。
追加の書類選考出している企業との一次面接も

活動6週間目
二次面接結果が出て最終面接の企業が出る

活動7週間目
最終面接を受けて内定獲得

まとめ 第二新卒はある意味最後のチャンス!

第二新卒とはいっても様々です。
入社一年で辞める人、三年勤めた人ではスキルも経験も違うでしょう。
それぞれに合った面接対策をお勧めします。

また転職活動は孤独で辛いです。
転職エージェントを利用して効率的に進めることが良いでしょう!

第二新卒は別業界別職種にスキルもなく飛び込める最後のチャンスです!
決して転職を進めているわけではありませんが、
転職に引け目を感じる必要は一切ありません!
考えた末の転職であれば全力で応援します!

この記事の監修者

監修者画像

キャリアコンサルタント

兵庫 直樹

国家資格キャリアコンサルタント。大手外資系ホテル勤務を経て、15年に亘り、マネジメント業務に従事。 その中で人材関連に興味を持ち、キャリアコンサルタントを取得し人材業界へ。その後、持ち前のコミュニケーション能力と資格を生かし、ハローワークにて就業支援に従事してきた異例の経歴!

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