ジークムント・フロイトの精神分析的カウンセリングを徹底解説~キャリアコンサルタント量産計画

目次

ジークムント・フロイト

かっこいい名前とこのいかつい容姿の精神科医は人間の心の深層を考えました。
ロジャーズの優しい雰囲気とはうって変わって心の底を見通されそうなイメージですね、、、
あっちなみに画像を張っているのはイメージがしやすくなるためで、

「この顔の人はだーれだ」みたいな問題は出ないのであくまでイメージとして

名前も顔も理論の名前も全部イカツイ、、、

覚えるべきは

局所論
構造論
発達論
防衛機能

精神分析的カウンセリング

フロイトは人間の心の深層には無意識という領域があり、その無意識が行動に大きな影響を与えていると考えました。
以前にちょっと触れた精神分析理論ですね。

クライアントの症状や問題の背後にある無意識な不満や葛藤を表出させることで、それまでに気付かなかった自分に気づかせる。
行動療法認知療法とはことなり、考えて考えて理解していこう。
そうして自己理解をさせて悩みの解決を目指します。

まずはざっくり解説!

局所論とは人の心を「意識」「前意識」「無意識」に分けた考え
構造論はパーソナリティを構成する要因を「自我」「イド(エス)」「超自我」に分けた考え
発達論は年齢とともに変わっていく衝動に関する考え
防衛機能は無意識におこなわれる自分を守るための心理作用

なんかすでに難しいんですけど、、、

すごーく簡単に考えると、
・人は自分でも気づいていない「無意識」部分があるよね(局所論
・その無意識な欲求とか快楽とか衝動とか(イド)を
 意識的(自我・超自我)におさえることでパーソナリティはできてるよね!(構造論
・でもその無意識な欲求(イド)は年齢とともに変化していくものなんだ(発達論
・ただ、無意識って衝動とか欲求とかだけじゃなくて、
 人間を守るために必要なものなんだよ(防衛機能

ってな感じです!厳密にいうともっとややこしくて、専門の人に怒られちゃいそうな説明ですが試験対策としてはこの理解でOKです!

ではひとつづつ

局所論

人の心・精神は「意識」「前意識」「無意識」に分けられる。

局所論

「意識」  今気が付いている領域
「前意識」 努力することで思い出せる領域、普段は意識していないけど何かのきっかけで思い出すような
「無意識」 思い出そうとしても思い出せない領域、本人が自覚していない

たしかに、、、
普段、意識してることって少ないよね

構造論

人のパーソナリティは「自我(ego)」「イド(エス)」「超自我(super ego)」からできると言っています。
意識・前意識・無意識を使って人間のパーソナリティを表しました。

構造論

「イド(エス)」は無意識にある本能的な欲求。快楽に従い快楽を求めて、不快を避ける快楽原則で動く

「自我」は主に意識的もしくは無意識な心の働き。
イドと超自我を統制して、環境に適応しようとする心の動き。現実原則で動く

「超自我」は道徳、良心、罪悪感などの源になる心の動き。意識的に良いことをしようとする
快楽を追求するイドと対立して自我を監視する、理想像の役割を持つ。「道徳原則」で動く

イドVS超自我を自我が調整してる感じ?
イドが悪魔で超自我が天使で、それを自我で考えるみたいな?

そんな感じ!
欲求を求めてばっかじゃダメだし、
道徳的な行為ばっかじゃ生きていけない、
その葛藤を自我がまとめて行動に移す。
これがパーソナリティを作るってこと

人の心の中には欲求に忠実な動物のような一面(イド)と、欲がなくて聖人君子のような理想的な一面とがあり(超自我)、
それを統制して現実的な考えをする一面(自我)があるって話

いかにも理論ってかんじだよね

フロイトは精神分析が専門だからね、、
心理学者とは違ってキャリアコンサルティングを想定していない研究だよ

発達論

これはそんなに重要度高くはないかもしれませんが、念のため!
人が成長していくと年齢とともに性的に敏感になる部位が変わっていくという物

発達論

「口唇期」、「肛門期」、「男根期」(エディプス期)、「潜伏期」、「性器期」の 5 段階
乳児期(~1歳半)     「口唇期」
幼児期前期(1歳半~3歳) 「肛門期」
幼児期後期(3歳~5歳)  「男根期」(エディプス期)
児童期(6歳~12歳)    「潜伏期」
思春期(12歳~)      「性器期」

口→ケツ→性器→ちょっと恥ずかしがって→性欲が頭を支配する
そんなイメージです。なんか怖い、、、

これって今までの理論と何の関係が?

各段階において欲求が異なるってことは
無意識のイドが変わってくるってこと!
また、それぞれの段階で欲求が同叶えられたかによって
どのようなパーソナリティが形成されるのかを研究したんだ

防衛機制

不安による自我の崩壊をふせぐために無意識のうちにおこなわれる、自我の働きのこと。
この防衛機制は誰にでも当てはまる正常な心理反応で無意識に反射的に生じます

無意識な自我ってあるの?

自我は無意識に人を守る役割もあるんだ
例がたくさんあるから見てみて!

防衛機制

抑圧   受け入れがたい思考や感情を意識から排除する
     忘却する

反動形成 受け入れがたい衝動が抑圧されて無意識的なものとなり、意識では正反対のものに置き換わる
     本心と裏腹なことを言う。憎んでいるのに愛してると思い込む等

投影   自分の中の受け入れがたい感情を、他人が自分に向けていると思う
     本当は自分が誰かを憎んでいるのに、相手が自分を憎んでいると思って恐れること

否認   不安を起こすような現実を認知しないで否定する。
     認知しない。

※抑圧と否認は似ています。嫌なことから逃れるために排除する・否定する意味では同じですが、
抑圧は嫌なことを無意識的に追い払う、否認は嫌な存在自体を否定する点が異なる

隔離   思考と感情、感情と行動が切り離されている
     本音と建て前。おかしな行為だと自分でもわかっているがやめられない

合理化  満たされなかった欲求に対して、もっともらしい理由をつけて納得しようとする
     イソップ寓話『すっぱい葡萄』
『キツネは木の上のブドウを取ろうとしたが届かなかったので「届かない位置にあるのはすっぱいブドウなんだ」っ    と言い聞かせることで自分を納得させた

昇華   抑圧された衝動が社会的に受け入れられる・価値のある行動に置き換えられる
     叶えられない性的欲求を詩や小説などで表現する

置き換え 欲求が阻止されると他のもので満足する
     妥協する。

退行   現在の自分より幼い時期に戻る。幼稚な行動をとることで困難を回避しようとする
     不安な時に他人の話を子供のように鵜呑みにしてしまうなど

打ち消し 不安や罪悪感をともなう行為をしたあとで、打ち消すために他の行動をとる
     重大な犯罪を犯した後に人助けをしたくなる
     (そんな映画とか事件があったような気がしますが、忘れました、、、思い出したら書きます!

同一視  他社の望ましい性質を自分のものと思い込む。または他人の望ましい行動や考えを模倣する
     他者の状況などを自分のことのように思い、感じ考え行動すること

っと11個紹介しましたが、実はまだまだこれだけではありません。キリがないので上記のみで十分だと思います!

不安な方はWikipediaを参照ください

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%98%B2%E8%A1%9B%E6%A9%9F%E5%88%B6

言われてみると確かに思い当たるものがいくつか。。。

自分を守るために無意識的に行動をしてるんだよ

試験では「名称と内容が一致するものを選びなさい」
のような問題が過去出題されています。
出題頻度は高いですが、あるていど漢字から意味を推測できると思います。
上記の11種類の名称と意味はつなげられるようにしておきたいところです。

でもキャリアコンサルタントと何が関係あるの?

人の行動は無意識が占める割合が高いんだよ!
だからその人を知るためには、無意識にその人が何を考えているのか知らなきゃいけない
補足で紹介している自由連想法も、その手法の一つだよ


ここから先は補足です。

フロイトは覚える量が多く、出題回数も多い重要人物です!
またキャリアコンサルタントだけでなく多くの書籍で紹介される人物。
というのも精神分析学の創始者として、さまざまな学問や思想に影響を与え続けたから。
のちに紹介するアドラー(「嫌われる勇気」の源流であるアドラー心理学の創始者)
はフロイトと共同研究を行っていましたが、のちに完全に決別しました。

フロイトは理論の構築だけでなく、カウンセリングも行っていました。
無意識の内容を把握する手段として自由連想法を考案して自身でもカウンセリングに当たっています。
自由連想法とは最初に思いついた言葉から連想される言葉を、自由にどんどん答えさせることで相手の無意識を探る方法。
フロイトが行った精神分析療法は患者を寝かせて、患者から見えない位置に座って話をきく。
そのような面接を週4~5回、一回50分程度行っていました。
当時はエリート層を中心に流行ったそうですが、あまりにも手間と費用が掛かる、
有効性が疑問視されたため、今では行われておりません。

現在一般的におこなわれている精神分析のカウンセリングは
クライアントの自由連想を中心とする対面による面接を週1~2回程度行うというもの。
自由連想法はフロイトの時代から使われ続けています。

やはり多くの影響を与えて今でも有効な理論を提唱した人物なだけに重要度は高いです。

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この記事を書いた人

人材紹介会社にて約6年勤務。
人事責任者としての経験もあり、求職者側・企業側双方の視点から人事を学んでおります。

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